美味しさの次に大切なこと By世界的ブランド

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1921年ある親子がイタリアで

お菓子の会社を経営していた

 

 

 

 

しかし、

 

 

 

第二次世界大戦後、

スーパーを利用する人が増えたため、

小さな会社を経営する親子は苦境を強いられた。

 

 

 

 

 

 

大手との直接競争を避けるため、

 

 

 

 

 

息子のルーベンは、

高級品市場に移行する決断をし、

高級アイスを販売し始めました。

 

 

 

 

1955年当時、

価格の高いアイスは

危険な賭けだったのにも関わらず、

その高級アイスは大成功した。

 

 

 

 

大成功の鍵は、

あるちょっとした工夫だった・・・

 

 

 

 

 

その工夫で、

 

 

一切お金をかけることなく、

その商品を一気にあげることができた

 

 

 

そのちょっとした

工夫とはいったい何か?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『一番大切だったのは、おいしさ。

 

その次に重視したのは、

 

正しく売ること。よそと同じでは負け。

 

 

 

 

 

そこで、_____を一番に考えたのです』

 

 

 

 

 

 

 

 

これは、

 

 

 

 

 

世界中で誰もが知っている

超ベストセラー商品を作った人の言葉です。

 

 

 

恐らくあなたも知っていますし、

あなたの家の冷蔵庫にもあるかもしれません。

 

 

 

 

 

この商品、とっても簡単(でも深く考えられた)

な施策を実行したことで、

競合他社より5割も値上げをして、

かつ、ナンバー1商品になったんです、、、

 

 

 

 

 

 

 

今日は、そんな話を紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

1921年

ある家族がイタリアでお菓子の会社を経営していました。

 

 

 

 

その後20年にわたって家業を大きくしていくのですが、

倹約家で働き者の親子は、

事業の浮き沈みを経験することになります

 

 

 

特に第2次世界大戦後は、

厳しい時代が続きました。

 

 

 

スーパーを利用する人が増えたため、

ますます大手のお菓子メーカーに有利な状況となりました...。

 

 

 

 

 

 

スーパーは、よいものを安く卸せる大手に独占され...。

品質でも価格でも大手に太刀打ちできない

小さな会社を経営する親子は苦境を強いられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな時、情勢の変化を読み取った息子のルーベンは、

乳脂肪の多い高品質のアイスクリームをつくって

販売すべきだとひらめきました。

(これがこの大ヒット商品の原型)

 

 

 

 

2~3年は好調だったのですが、

 

 

やがて大手メーカーがこの小さな会社に

市場シェアを奪われていることに気づき始めました...

 

 

 

 

 

 

 

「自社のシェアに我が社が

食い込んでいると知った大手企業が、

我々をつぶしにかかってきたのです...!」

 

 

 

 

 

 

 

しかし、大手との直接競争を避けるため、

息子のルーベンは、さらに上の

高級品市場に移行する決断をしました!

 

 

 

 

 

 

「最高級の原材料を使い、

すべてに細心のこだわりを持てば、

消費者は少し余計にお金を払ってくれると思いました」と。

 

 

 

 

 

 

ちょっと価格の高いアイスは、

今でこそ当たり前にありますが、

1955年当時は危険な賭けでした。

 

 

 

 

 

 

しかし、その高級アイスは、

ちょっとした工夫をしたことで、

大成功したのでした。

 

 

 

 

 

この工夫、一切お金がかかりませんが、

その商品価値を一気に上げることができたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、

そのちょっとした工夫とは何だと思いますか?

 

 

 

 

 

下の答えを見る前に、

ちょっと考えてみてください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとした工夫

お金がかからない

商品価値があがる

 

 

 

 

 

 

それは、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新たなアイスの成功の鍵は、

ネーミングでした。息子のルーベンは後に、

こう説明しています。

 

 

 

 

 

 

「一番大事だったのは、

おいしさ。その次に重視したのは、

正しく売り込むことでした。

 

 

 

 

よそと同じでは負け。そこで、

外国風のネーミングを一番に考えたのです」

 

 

 

 

 

 

ルーベンはたくさん名前を考えました。

ワンランク上のブランドに聞こえるように、

酪農が盛んなデンマーク風の名前にしようと思いました。

 

 

 

 

 

そうしてたどり着いたのがHäagen-Dazsです。

 

 

たくさんたくさん考えて、

 

 

 

響きで、デンマークっぽい、

いい感じの名前ということで作った造語です。

 

 

 

 

 

驚くべきことに、

この名前には何の意味もありません。

 

 

 

しかしアイスクリームを買うアメリカの消費者には、

そんなことはわかりません。

 

 

 

昔ながらの伝統的なアイスクリームの

ようにしか聞こえませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに、名前のインパクトを付けるために、

容器にスカンジナビアの地図を印刷して発売しました。

 

 

 

 

 

 

これは、意味のない言葉にイメージを付けるためです。

相場より5割増しの価格で販売したのですが...

 

 

 

 

 

 

その後はみなさんご存知の通り、

世界中で愛される、ちょっと高い良いアイスとして広まりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

✅ 商品に自信があるなら、

次に大事なのは正しく売ること

 

 

 

 

今やどこでも売っているような

大ヒット商品のハーゲンダッツですが、

 

 

 

そのヒットの裏側には小さなアイス屋さんの

長年の努力があったんですね。

 

 

 

 

大手に潰されそうになっても、

お客さんに価値を伝える売り方を工夫することで

価格が高くても愛される、

たくさんのファンがいるブランドに育ちました。

 

 

 

 

 

 

 

ルーベンのように、

 

 

 

 

 

✨この商品はとてもいい物だ✨

 

 

 

と言えるのであれば、

次に大切なのは、正しく売ることです。

 

 

 

お客さんに商品の価値を正しく伝えることです。

商品価値を伝えることが、

セールス、マーケティングの技術です。

 

 

 

 

今、コロナで大変な時期ではありますが、

負けずに、あなたの商品サービスを

世の中に広めていってください